はじめに|強ポジとは
強ポジション(強ポジ)とは、その名の通り「立っているだけで有利になる、強い場所」のこと。スプラトゥーンは「ポジションゲー」と言われるほど、エイム力やブキの性能よりも「どこに立つか」が勝敗を大きく左右します。強ポジに居座るだけで、キルを取らなくてもカウントは進み、ほとんど仕事をしていなくても勝ててしまう試合すらあります。
ただし、強ポジには「これだけ覚えれば絶対」という正解はありません。塗り・武器・人数・ルールによって、強い場所は変わります。だから、個別ステージの暗記ではなく、どのステージでも使える「強ポジの考え方」を身につけるのが近道です。
01強ポジションの4つの条件
どのステージでも共通する、強ポジの4条件です。これを知っていれば、初めてのステージでも有利な場所を自分で見つけられます。
- 高台であること(視野が広く、下に逃げられて、敵からも射線が通りにくい)
- 退路があること(逃げ道のない場所は追い詰められて終わる)
- 味方と連携できる位置(孤立しない。カバーし合える)
- 敵の射線が通りにくい場所(壁や障害物で身を守れる)
この4つを全部満たせば、かなり強い強ポジです。ただし全部揃わなくても、1つでも強ければ「強ポジになり得る」。特に高台は「退路」と「射線が通りにくい」を自然に満たすうえ、ステージ中央に寄ればいろいろな場所を牽制できるので、まずは高台を意識するのがおすすめです。
もう一つ大事なのが敵の視点でも見ること。「敵が攻めるときに立ちたい場所」=そこも強ポジです。自分が先にそこへ入れれば、敵の攻めの起点を奪えます。
高台じゃなくてもOK。壁や障害物で身を守れる位置は、平地にも意外とたくさんある。探すと強い場所が見つかる。
02大前提:塗りがあって初めて戦える
どんなに良い場所でも、足元が塗られていたら戦えません。スプラは「そこに自分の塗りがあって初めて、その場所で戦える」ゲームです。強ポジも、敵に塗られていたらただの棒立ちになってしまいます。
逆に言えば、普段は弱いポジションでも、塗りで圧倒していればそこで普通に戦えます。「強ポジ=塗りとセット」。場所だけ覚えても、塗りを怠ると意味がない、と覚えておきましょう。
強ポジに入る前に、まずそこと周りを塗る。「塗り → ポジション取り」の順番を意識しよう。
03弱ポジ|立ってはいけない場所
強ポジの反対、「立つと弱い場所」も知っておきましょう。
- どこからでも狙われる場所。障害物のないステージ中央にポツンと立つ、など。四方から撃たれてすぐやられる
- 塗りもないのに敵陣側にいる。逃げ場も足場もないのに前に出すぎるのは典型的な弱ポジ
- 武器相性で狙われるシーンで顔を出す(少し上級者向け)。例:ブラスターやローラーが下にいるのに高台に立つ、相手がウルトラショットを構えているのに崖から顔を出す。相手が"狙いやすいシーン"では、たとえ強ポジでも顔を出さない
「自分から見て強い」だけでなく「相手から見て狙いやすくないか」を意識する。狙われやすいシーンで強ポジに入るのは、むしろ弱い。
04強ポジは「相対的」に変わる
強ポジは絶対的なものではありません。絶対的に強い位置でなくても、いま対面している相手に対して有利なら、それは強ポジになり得ます。少し難しいので、身近な例で説明します。
例1:障害物のあるなしで決まる。同じような平地でも、自分の側にだけ壁(障害物)があって、相手の側には何も無いなら、こちらが一方的に隠れて撃てるので有利=相対的な強ポジです。逆に、真ん中にバルーンを1つだけ挟んで、それ以外はお互い遮蔽が無い場所なら、条件はほぼ同じなので五分五分の戦いになります。同じ「平地」でも、遮蔽物のあるなしで有利・不利が変わる、というわけです。
例2:高さで決まる。例えばスメーシーワールドの敵陣の広場。ここに入り込んでも、さらに高い「復帰地点」から戻ってくる敵に対しては、自分の方が低いので簡単にどかされてしまいます。ところが同じ広場から、さらに下のスロープにいる相手を見れば、今度は自分の方が高くて有利。同じ場所でも、相手が自分より上にいるか下にいるかで、強い・弱いが入れ替わるのです。
見るのは2つだけ。「相手より高いか?」「自分だけ障害物で隠れられるか?」——このどちらかで勝っていれば、そこは今の相手に対する強ポジ。
05武器・スペシャルで変わる強ポジ
同じ場所でも、使う武器によって強さは変わります。
- チャージャーなど長射程:「こちらは届いて、敵からは届かない位置」が強ポジ。自陣の奥などで守られつつ、敵を一方的に見られる場所(チャージャーの当て方はこちら)
- フデ:高い場所にいるとかなり強い
- バケツ(スロッシャー):高い所も低い所も強い
- ブラスター・スロッシャー・ローラー:崖下が強い。普通の武器は崖下を強ポジにできないが、これらは崖下に入るだけで強い
- シューター:全員に共通する目立った強ポジは無く、どの強ポジも「そこそこ使えるが平均的」。崖下も潜伏キル狙いなら使えるが、専門の武器には劣る
また、敵の高台はもともと強いですが、そこにシールドやバリアを張れる武器、長射程、キューバンボムなどで時間を稼げる武器が入ると、本当に手がつけられなくなります。
「この場所は自分の武器で活かせるか?」をセットで考える。強ポジは"場所"だけでなく"武器"とセット。
06強ポジの使い方|居座る/捨てるの判断
強ポジを知っても、いつ居座って、いつ捨てるかが分からないと活かせません。基本は「デスするくらいなら捨てる」。ただし強ポジで1キル取れたときのリターンは大きいので、「キルを狙うか、退くか」を天秤にかけながら動きます。
どのくらい居座れるかは、武器でだいたい決まります。
- ローラー・ブラスターが崖下:デスするまでずっと居座ってOKなくらい強い
- ザップなどのシューターが敵高台を取ったとき:ずっとは居座りにくいが、敵が来たと思ったらキューバンを1個置いて時間を稼ぐ。1個分の時間だけでも十分強い
- .52ガロンなど高火力の短射程:一発が重く、近づいた相手をまとめて返せるので、敵高台などに入るとずっと居座れてしまうくらい強い
- 中射程:自分と同じか、それ以上の中射程の敵が来るまでは居座れる。格上や不利な相手が来たら退く
そして人数状況には勝てません。どんな強ポジでも、味方が全滅して1人だけで自陣の高台を守り続けるのは無理です。そういうときはもっと下がって、倒しやすい自陣の深い所で迎え撃つのが正解(カウントは進められますが、それは仕方ない)。強ポジでも1対1・2対1なら返せることはありますが、3対1はよほどでないと負けますし、武器有利でも敵にスペシャルを撃たれるとあっさり取られるので、過信は禁物です。
捨て時は「相手がどう来るか」で決まる。上達してからの原則はあくまで「デスするくらいなら捨てる」。ただし引き際がまだ分からない最初の練習段階は別で、分からないうちは、ワンチャン勝てれば強いので、居座って"徹して"みるのがおすすめ。
07ルール別の強ポジの考え方
ここまでは全ルール共通の話。ルールごとに、強ポジは少しずつ変わります。
- ガチエリア:圧倒的に「敵の高台」。敵が安全にエリアを塗れる場所を考え、そこを先に潰す(自分が入る)のが一番強い。障害物で守れる位置・退路のある位置が強いのは共通
- ガチホコ:強ポジが刻々と変わる。普段は強い場所も、ホコが来る前・通り過ぎた後では弱ポジになる。目安は「ホコより前の高台」が強ポジになりやすい。カンモンで足止めしやすい場所も強い
- ガチヤグラ:ヤグラは関門(カンモン)で敵が止めに来ることが多い。だから敵がヤグラを止めたい位置(関門を見張れる場所)が強ポジになりやすい。そこを先に取れると、敵の足止めを崩して一気に押し込める
- ガチアサリ:ステージを広く使うので強ポジの概念が難しいが、ゴール近くの高台が一番強ポジになりやすい
ルールが変われば「守りたい場所・攻めたい場所」も変わる。特にホコ・ヤグラは"動く"ので、強ポジも刻々と移り変わると意識しよう。
08強ポジの見つけ方|散歩で下見
最後に、強ポジを自分で見つける方法です。一番のおすすめは散歩モードでの下見。
- 散歩で「ここに入られるといつも辛いな」と感じる場所=それが敵にとっての強ポジ。自分が入る候補になる
- 自分が入ってチェックするより、「いつも敵がここにいると強いな」を思い出して調べる方が早い
- 武器別も同じ。自分と同じ武器の敵と対面すれば本来は五分のはず。なのに「このシチュエーション、いつも負けるな」と感じたら、敵が強ポジに入っている可能性が高い。その場所をじっくり見てみる
強ポジは「覚える」より「気づく」もの。負けた試合で"どこでやられたか"を振り返ると、強ポジがどんどん見つかる(振り返り方はリプレイ分析の記事へ)。
まとめ
ポジション取りはスプラトゥーンの基本中の基本です。以下のチェックリストを意識して、次の試合から実践してみてください。
- スプラはポジションゲー。強ポジに居座るだけでカウントは進む
- 強ポジの4条件=高台・退路・味方と連携・敵の射線が通りにくい(全部揃わなくてOK)
- 大前提は塗り。足元が塗られていたら強ポジも棒立ち
- 強ポジは相対的。今、対面する相手に強ければ強ポジ
- 武器・スペシャル・ルール・人数で強ポジは変わる
- デスするなら捨てる。分からないうちは居座って徹し、引き際を覚える
- 見つけ方は散歩で下見。「敵にやられて嫌な場所」を探す
全部を一度に覚える必要はありません。まずは「強ポジに入る前に塗る」「やられて嫌だった場所を次の散歩で確認する」——この2つから始めてみてください。それだけで立ち位置が変わり、勝率も変わってきます。
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