はじめに|ナワバリは塗りゲーではない
ナワバリバトルは3分間でより多くの面積を塗ったチームが勝つルールなので、「塗りまくれば勝てるゲーム」だと思われがちです。でも、実際に勝ち負けを分けているのはそこではありません。
ナワバリは、一番対面力が大事になってくるルールです。これを忘れてはいけません。ラスト30秒で対面に勝てれば、相手を倒せれば、それで勝てるルールだからです。
管理人自身、昔はナワバリってめっちゃ塗りまくればいいと思っていました。ラスト30秒が大事だということは分かってはいたのですが、「大事」としか思っていなかった。何をどう大事にすればいいのかまで落とし込めていなかったのが、なかなか勝てなかった理由だったと思います。
01結論:ラスト30秒にスペシャルを持っておくゲーム
先に結論から書きます。ナワバリは「ラスト30秒でスペシャルを持っておくゲーム」です。これを絶対に忘れてはいけません。そして全員でスペシャルを放つ。
ラスト30秒はお互いが総力戦を仕掛けてくるので、そこで撃ち合いに勝つと、なんと言うんだろう、お互い大爆発するんですよね。だからラスト30秒の打ち合いに勝てると、それだけですごく強い。逆にそこで負けると、それまでどれだけきれいに塗っていても一気にひっくり返されます。
ではラスト30秒までは何をしているのかというと、全部その30秒のための土台作りです。具体的にはこの2つを作りにいきます。
- ラスト30秒に入る時点で、すでに4対3になっている(人数有利ができている)
- ラスト30秒に入る時点で、強いポジションを取れている
この状態を作れていれば有利、作れていなければ不利。そこを取るためにどうやって戦っていくかというゲームなんです。ナワバリは、他のルールと比べて「勝負どころが1箇所しかない」ルールだと考えると分かりやすいと思います。
ガチエリアのように攻め方のルートがいろいろあるルールと違って、ナワバリは「ラスト30秒にスペシャルを持って、人数有利と強ポジで迎える」。ここに全部を寄せていい。
02NG:ただ塗るだけになっている
一番多い負け方がこれです。ただ塗るというのは、本当に負けやすい。
理由はシンプルで、中央付近は絶対に塗り返されるからです。試合中盤に中央をきれいに塗っても、その面積はそのまま残りません。時間をかけてきれいにした分が、敵の1回の攻めでごっそり消えます。
だから中盤は、塗り面積そのものを増やしにいくのではなく、取った場所を維持しながら、ラスト30秒に向けて強いポジションを取っていく。何度も言いますが、これが本当に大事です。
ちなみに、よく「壁も塗ったほうがいい」と言われますが、壁塗りは塗りポイントとしては無意味です。ただし、戦ううえでは価値があります(味方の通り道になる、壁潜伏ができる、など)。そちらは別記事にまとめています。
03NG:自陣を塗らない
これは前から言われている通りで、自陣を塗らないのも負けやすいです。理由は塗りポイント云々よりも、勝敗が決まる幅の話です。
ナワバリは数パーセントの勝ち負けを競っているゲームです。その中で自陣がちょっと汚いと、そのちょっとの数パーセントで終わってしまう。前線でどれだけ頑張っても、後ろに塗り残しがあるだけで負ける、というのが普通に起きます。
開幕30秒は自陣塗りでOKです。ただし、チーム全員が後ろを向いて塗っていると前を取られるので、ここは役割で分けます。
- 前を維持できるブキの人は、仲間が自陣を塗れるように前を維持する
- それ以外の人は、その間に自陣をしっかり塗って、スペシャルを溜めながら前に出る
自陣塗りは「塗りポイント稼ぎ」ではなく、数パーセントで負けないための保険。前を維持できるブキが時間を作って、後ろがきれいに埋める。
04NG:スペシャルを溜まった順に使う
「スペシャルは溜まったらすぐ使え」とよく言われますが、ナワバリではこれをそのままやると弱くなります。
最も大事なのはラスト30秒で全員でスペシャルを使うこと。だからスペシャルを使うタイミングも適当じゃなくて、そこに合わせてみんなが溜めていって、そこで使うことが大事になってきます。バラバラに撃つスペシャル4回より、同じタイミングで合わせた4回のほうが、はるかに試合を動かします(スペシャルを合わせて攻める技術は打開の記事でも詳しく解説しています)。
そしてもうひとつ。ナワバリのキルは、スペシャルで取りにいくのが強いという話です。
- 基本的に、1人で突っ込んで勝てるわけではない
- キルが取れたときのリターンはとても大きい。ただし、そのキル自体が難しい
- だからスペシャルでキルを取っていく。これがナワバリではすごく大事
- 狙いは「安定したキルをラスト30秒で入れる」こと。そう考えると、自然とスペシャルを合わせる形になる
05NG:ラスト30秒に塗りへ行く
ここが、よくある解説と一番違うところかもしれません。残り30秒は、もう人数有利を作りたい。できればキルしたい。塗りではなくキルを押す時間です。
敵を倒せば、その敵は復活してくるまで塗り返してこられません。ラスト30秒の人数有利は、そのまま「相手が塗り返せない時間」になります。だから最後の最後は、塗りよりも人数を削る動きのほうが効きます。
そのうえで、塗りに切り替えるタイミングはここです。
残り5秒とか10秒とか、「絶対に自分が倒されない」と分かった段階で塗りにしていく。それより前に塗り始めると、塗っている最中に倒されて、その分も塗り返される。
「ラスト30秒で突っ込んでデスするのが一番ダメ」というのは確かにその通りですが、それは1人で無理やり突っ込んだ場合の話です。スペシャルを合わせて、味方と同じタイミングで前に出るなら、ラスト30秒は攻めていい時間です。
06味方が1人で突っ込んでいる時、どう動くか
味方が1人で敵陣に入っていって帰ってこない。ナワバリで一番モヤモヤする場面だと思います。
管理人の考えはこうです。味方が1人で敵陣にいて、そこで耐えてくれるのであれば、耐えてもらいたい。その間に、敵陣内の強いポジションを取りにいきたい。
ポイントは、その味方と同じ場所まで突っ込まないことです。
その味方よりはちょっと後ろになるけれど、味方のラインに合わせた強ポジを取ってあげる。1人で前にいる味方を「孤立」から「前線」に変えられるのは、後ろから位置を合わせる人だけ。
逆に、その味方を見捨てて全員が下がってしまうと、ただの人数不利になります。突っ込んだ味方を責める前に、そのラインに合わせて自分の立ち位置を1つ前に出す。これだけで、無駄になっていたはずの1人が生きてきます。
07ナワバリで強いブキ・スペシャル
まず前提として、仲間内でやるならちゃんと塗り役がいたほうがいいです。逆に、そういう編成の話をしないのであれば好きなブキを持てばいいと思います。
そのうえで、塗りポイントを稼ぐことを考えるなら、塗りブキ向きです。ただ、キルブキでも活躍方法はあります。キルすればいいからです。ラスト30秒に入るところに向けて、人数有利を作る役をやればいい。
逆に、塗りに向いていないブキで無理に塗ろうとするのは、そのブキの強みを消しているだけです。塗りは最低限にして、位置取りとキルで貢献したほうが強くなります。
そして、スペシャルが強めのブキのほうが戦いやすいのは確かです。ナワバリはスペシャルでキルを取るゲームなので、スペシャルの性能がそのまま強さになります。
- ジェットパック
- ウルトラショット
- カニタンク
このあたりの、キルできるスペシャル・遠くに届くスペシャルはすごく強いです。ラスト30秒に全員で合わせたとき、届く範囲が広いスペシャルほど、相手の陣形を一気に壊せます。
まとめ
ナワバリで勝てない原因は、たいてい「塗りゲーだと思っていること」です。3分間の時間の使い方をこう置き換えてみてください。
- ナワバリは、ラスト30秒でスペシャルを持っておくゲーム。そして全員で放つ
- 開幕30秒は自陣塗りでOK。前を維持できるブキが、その時間を作る
- 中央から先は塗り返される前提。塗って稼ぐより、取った場所を維持して強ポジを保つ
- スペシャルは溜まった順ではなく、ラスト30秒に合わせて温存する
- ラスト30秒は人数有利を作る時間。塗りに切り替えるのは、絶対に倒されないと分かってから
最後に、バンカラマッチとの違いについて。「ナワバリだけ逆になること」は、探せばあるのかもしれませんが、管理人はパッと思いつきません。どちらのルールでも、ちゃんと生存して、ちゃんと仲間に合わせて、ちゃんと潜伏して、ちゃんとキルして、ちゃんとスペシャルを使うという、今まで通りの基礎がすごく大事になってきます。
ナワバリは、その基礎を「ラスト30秒」という一番わかりやすい形で試してくるルールです。まずは次の試合、残り30秒の時点で自分がスペシャルを持っているかだけ確認してみてください。
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