はじめに|多いほどいい数字ではない
塗りポイントは、リザルト画面で一番目に入る数字です。だからつい「高ければ貢献できた」と思ってしまいます。
でも実際は違います。塗りポイントは、ブキとルールによって意味が反転する数字です。同じ1800でも、勝ちに直結している1800と、負けの原因になっている1800があります。
まずは塗りポイントの目安の数字から。そのうえで、「塗れているのに勝てない」試合で何が起きているのかを実戦目線で見ていきます。
ここから先はバンカラマッチ(ガチルール)の話です。ナワバリバトルは塗りポイントの意味がまったく違うので、ナワバリバトルの勝ち方のほうを読んでください。
01塗りポイントの目安|エリアの塗りブキなら2000
「何ポイント塗れば上手いのか」という目標設定は、正直あまり意味がありません。ブキによって出る数字がまったく違うからです。
ただ、ひとつだけ覚えておいて損がない数字があります。
ガチエリアで塗りブキを使っているなら、2000以上塗ると相手は圧倒的に苦しくなる。2000以上塗っているモデラーが相手にいるだけで、かなり辛い。
そして、この2000という数字には条件があります。5分間フルで試合をしないと、なかなか届かない数字なんです。
- ノックアウトされずに、5分間戦い切る
- その間ずっと塗り続ける
- スペシャルもきちんと吐く
これを全部やって、はじめて2000を超えます。つまり2000超えは「塗りブキとしての役割をしっかりこなせた試合」の証明になります。逆に言えば、数字だけを追いかけて出せるものではありません。
ただし注意が1つ。相手が圧倒的に塗りの強い編成だった場合、2000塗っていても「ただただ引かされていただけ」という意味になってしまいます。数字は、相手との比較で読む必要があります。
02ブキで意味が反転する
塗りポイントと勝率の関係は、持っているブキによって逆になります。
- 塗りブキ:塗りポイントが高い時は勝ちやすい。役割をこなせている証拠
- キルブキ:塗りポイントが高いほど負けやすい。本来やるべき仕事をしていない可能性が高い
キルブキを持っていて塗りポイントが伸びている時は、たいていキルを取りにいく時間を塗りに使ってしまっています。その分だけ、チームの中で誰も敵を減らしていないことになります。
03ルールで意味が変わる
ブキだけでなく、ルールによっても塗りポイントの意味は変わります。
- ガチエリア:本当に塗りに比例することが多い。塗ることでルールの維持ができるから、塗れば塗るほど勝ちやすい。ただし、敵に簡単に消されない前提
- ガチアサリ:エリアほどではないが、塗りの色はかなり強い
- ガチヤグラ・ガチホコ:塗ったら強いかというと、前線に出て塗っていれば強い。ただしそれが必ずしも塗りポイントとは一致しないのが難しいところ
ヤグラ・ホコでも、塗りが強い編成の時は塗って勝っていったほうがいいのは変わりません。ただ、リザルトの数字がそのまま貢献度になるわけではない、という話です。
04塗りが高いのに負ける試合の正体
ここが一番大事なところです。
- 塗りポイントが低いのに勝つ試合=キルが入っている試合
- 塗りポイントが高いのに負ける試合=塗り合っている試合
そして、その「塗り合い」が起きる理由がこれです。
相手の編成のほうが塗れる。この時に自分の塗りポイントが高いのは、立ち回りが間違っているということ。相手が塗れるということは、こちらはキルをしにいくしかないのに、そこで塗り勝負をしているから、塗りポイントだけが上がって試合を落とす。
逆もまた同じです。こちらの編成のほうが塗れる試合は、ガンガン塗っていけばそれで勝てます。塗り勝負を挑まれているなら、受けて立てばいい。
つまり、試合開始時に見るべきなのは自分の塗りポイントではなく、「どっちの編成が塗れるのか」です。ここを間違えると、頑張るほど負けます。
05塗り編成は長引かせる、キル編成は早く終わらせる
編成の有利不利が分かったら、次は試合の長さをどちらに寄せるかを考えます。
こちらが塗り編成の時は、試合を長引かせたい。
5分間フルで戦って、それでもこちらの塗りが圧倒的に勝っているなら、ひたすら塗っていればいい。じわじわと自陣のラインが上がっていって、相手は最後、足場も何もない状態になります。すごくイライラしながら負けていく展開です。
逆にこちらがキル編成の時は、相手をガンガンキルして、長引く前に試合を終わらせたい。塗りの優位性を取られる前に決着をつける、という考え方です。
塗り編成=時間を味方にする。キル編成=時間が敵。同じ試合でも、どちらの編成かで「勝ち筋の形」がまったく違う。
06塗っていい時とダメな時
判断基準はシンプルで、人数状況で決まります。
- 人数有利の時:ガンガン塗っていい。相手が減っているので、塗る時間が安全に取れる
- 人数不利の時:塗ってはいけない。塗ると位置がバレてデスする。これは塗りブキであっても良くない
人数不利の時に大事なのは、できるだけ塗らずに、位置をバラさないことです。
(例外として、あえてヘイトを買って生存する狙いがある時は塗ることもありますが、これは判断が難しいので、まずは上の2つを守るところからで十分です)
07スペシャルのために塗る時、どこを塗るか
「スペシャルを溜めるために塗る」という考え方自体は、すごく正しいです。問題は塗る場所です。
塗ることが目的になると、誰も通らない場所を塗ってしまう。対面にもならない、誰も通らない場所をいくら塗っても、試合に関与できていない。
塗るなら、次の順で価値があります。
- できれば敵陣側で塗りたい
- 敵陣側でなくても、サイドなど対面が起こる場所
逆に注意したいのが、ルールに関係ない場所までぎっちり塗ってしまうことです。それをやると前に出る時間が遅れて、不利なことが起きます。塗り終わった頃には勝負が動いていた、という形です。ここは自分のリプレイで確認してみてください。
08リザルトで見るべき数字
試合後に見る数字も、ルールで変えたほうがいいです。
- ガチエリア:塗りポイントを見るのは間違いではない。ルール維持と直結しているため
- ガチヤグラなど:スペシャル回数を見るのがおすすめ
スペシャル回数は塗ると増える数字ですが、それだけではありません。
- どれだけルールに関与できたか
- どれだけ生存できたか
- 抱え落ちしなかったか(溜めたまま死んでいないか)
この3つが同時に見える数字なので、実は塗りポイントより多くのことが分かります。
ちなみに管理人は、コーチングで塗りポイントを指標に使うことはあまりありません。使うとすれば、明らかに塗りが勝っている編成で、5分間フル試合しているのに塗りが少ない——そういう噛み合っていない試合を見つける時くらいです。
まとめ
- 塗りポイントは多いほどいい数字ではない。ブキとルールで意味が反転する
- 塗りブキは高いほど勝ちやすい。キルブキは高いほど負けやすい
- ガチエリア×塗りブキなら2000が目安。ただし5分フル+スペシャルを吐いて初めて届く
- 塗りが高いのに負ける試合=相手のほうが塗れるのに塗り勝負をしている試合
- 塗り編成なら長引かせる。キル編成なら早く終わらせる
- 人数有利は塗る。人数不利は塗らない(位置がバレる)
- 誰も通らない場所を塗っても関与できない。敵陣側か、対面が起こる場所を塗る
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